神式葬式では亡くなった日の夜に、通夜祭と遷霊祭を行うのが一般的。
遷霊祭は故人の血縁者だけで行う儀式の為、一般参列者は参列できません。それ以外は、仏式の弔問の際のマナーと基本的に違いありません。ただし、神式葬式には数珠は持たないことです。
受付で記帳をし、「御玉串料」「御霊前」などと表書きした不祝儀袋を渡します。神式葬儀のときは、はすの花が描かれたものは使いません。祭儀場に入る前に手水を使って身を清めます。神官による祭詞奏上の後、順に祭壇に玉串奉奠、拝礼、拍手を行います。神官がお祓いをするときと、祭詞奏上をしている間は、参列者は深く頭を垂れます。
祭事作法は通夜祭と同じです。一般参列者の玉串奉奠は、遺族や近親者による葬場祭と分けて行われるのが一般的です。一般参列者は、玉串奉奠後は随時、退出します。
注・玉串奉奠のときに行う拍手は音を立てないことです。また、お悔やみを述べるときは、「冥福」「成仏」「供養」などの仏教用語は使わないように気をつけます。